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看護師業務に大切な『報告・連絡・相談』のコツ!伝わりやすい3つのポイント~体験談もご紹介~

こんにちは!矢木ひつじです!

『報連相が大切!』

看護師をしていて耳にタコができるくらい聞くワード『報告・連絡・相談』

どうしてそんなに必要なんだろう?
必要性は分かるけど、いつも上手く伝えられなくて苦手…

そう思ったことはありませんか?

わたしも新人の頃、上手く伝えられなくて余計な時間を使わせてしまったり
「なんか上手く伝わらないなあ…」と漠然とした気持ちでいたことがありました。

そこで行ったことは、またもや先輩観察です。

先輩観察について詳しく解説している記事はこちら▽

残業から卒業!看護師が定時で帰る秘訣〜業務に早く慣れたい看護師さんへ〜

先輩観察を通して掴んだポイントを元に実践したことで
相手に伝わりやすいだけでなく自分の頭の中の整理にもなったり、時短にも繋がりました。

今回は看護師の必須スキルである『報告・連絡・相談』について
必要性や先輩観察をして分かった伝わりやすいコツなどを紹介していきたいと思います。

この記事を読んで分かることはこちら

▪報告・連絡・相談とは?
▪分かりやすい報連相3つのポイント
  ①伝えたいことが最初に分かる
  ②結構重要!報連相の相手
  ③タイミングを掴んで効果的な報連相
▪声に出しすぎるのがちょうどいい

この記事は看護師として働くわたしが書いていきます

看護師の 報告・連絡・相談とは

よくセットで言われる『報告・連絡・相談』
略して『ホウレンソウ』

ここでは改めて報告・連絡・相談とはどんなことなのか解説していきます。

『報告』

報告とは、一般的に業務の進捗状況や自分が行ったことについて、経過や結果を伝えることをいいます。

看護師の業務の中でいうと例えば、業務の進捗状況をリーダーに報告することなどです。

『連絡』

連絡とは、自分が持っている情報を、関係者に知らせる(共有する)ことをいいます。

看護師の業務では、チーム間の他、他病棟、多職種、また患者の家族などにも連絡することがあります。

『相談』

相談とは、問題や疑問について解決のために話し合ったり他のひとの意見を聞くことをいいます。

看護師の業務では、業務中に自分で判断ができないときや、分からないことがあった時など先輩やリーダーに聞くことなどです。

看護業務で苦手な人も多い、報連相

看護業務は毎日予定通りにはいかず、いつも予定と違うことが起こりますよね。

朝、バイタルサイン測定をする中でも

『体温38.0度…!?』

と発熱している患者さん。

他のバイタル値は?術後だったら傷の状態は?なにか症状はある?…など

色々な側面から観察をして、その後リーダーに報告したいけど

すごい忙しそうで話しかける隙がない…

はやく報告したいけど、報告できない…

どうしたらいいか分からなくて途方に暮れてしまう

…暇もなく次にやらなきゃいけないことも山積み(泣)

「誰か私の話聞いてー!!!!!」(心の声)

常に多重課題でどれが優先したらいいのか分からなくなってしまう

そんなことも多いかと思います。

分かりやすい報連相とは

報告・連絡・相談はそれぞれ意味や使い方が違いますが

忙しい看護業務の中、自分と先輩看護師(=相手)の時間をできるだけ消費せずに上手に伝えることがとても大切になってきます。

そこで、報連相を分かりやすくするポイント3つについてご紹介したいと思います。

① 伝えたいことを最初に伝える

例えば
「〇〇さんの〇〇について報告です」
「〇〇さんの〇〇について相談なんですが」
「〇〇さんの〇〇について電話しました」

と一言、何について何を言おうとしているのかを最初に伝えることがポイントです。

焦っていたりするといきなり「○○さんの体温が高くて…」など自分が言いたい事から話してしまいませんか?

分かりやすいとは言い換えると「相手に伝わりやすい」ということです。

「○○について報告をしてくれるのか」
「△△について相談があるのか」

と相手のスイッチをいれることで
話を受け入れやすくなるため、結果分かりやすいことに繋がります。

結構重要!報連相の相手を選ぶ

報告・連絡・相談というのは必ず相手がいます。
誰でもいいという訳ではなく必ず伝えたい相手がいますよね?
そこを間違えてしまうと、的外れな報連相になってしまうので注意が必要です。

しかし、誰にしたらいいのか、そこから分からない時もありませんか?

そういう場合にはすべて語ってしまうのではなく、最初にここでこの人に話していいのかを聞くのがポイントだったりします。

例えば相談をしたい場合

「○○について相談したいのですが、○○さん(相手の名前)にお聞きしてもいいでしょうか?」

などです。

分からないことや管轄外の場合は「○○へ聞いてください」など返答が返ってきますし
そのまま話していい場合は「どうぞ」など返答がくるかと思います。

また、リーダーや先輩に『相談』という形で
この件は誰に聞いたらいいですか?ということを聞くのも良い方法です。

このように、適切な人に適切なタイミングで行う

というのも、すごく大切なポイントになってきます。

タイミングを掴んで効果的な報連相をすること

「〇〇について聞いたら『今話すことじゃないよね』って言われた…」
「○○について聞きたいけどみんな忙しくて聞ける雰囲気じゃない…」

そんな経験はありませんか?

つらいけどそういう状況なこともしばしば。
忙しいって心を亡くすと書きますが、本当にその通りだなと思います…

そういうことをできるだけ避けるためにも『タイミング』が大切だったりします

タイミングをはかる場合のポイントとしては

・緊急性
・相手の状況

主にこの2点を考えます。

緊急性が高いけど相手も忙しい場合は、相手を変えてとにかく情報を伝えます。

みんな忙しい場合でも自分が緊急度が高いと判断した場合には

「お忙しい所すみません。〇〇について早急に相談したいことがあるのですが」

と切り出します。

相談したいけどすぐじゃなくていいな、ということなどは
報告などの時にまとめて相談できるようリストにまとめるなどしておくとスムーズに相談できます。

また、これはわたしがリーダー業務デビューしたてで、先輩から報告を受けた時の出来事なのですが

ただでさえ不慣れなうえに、業務がトラブル続きでいっぱいいっぱいの時に

先輩NS

「この件だけど、メモ渡すから聞いてね」

と、報告してくれる時、報告内容を要約したメモも渡してくれました。

メモを取るのも惜しいという時で、とてもありがたかったのを覚えています。

こういった配慮も、スムーズに報連相ができるコツだったりするなあと学び

とても参考になりました。

声に出しすぎるのがちょうどいい

報告・連絡・相談をするとき、

『上手くまとめられなくて苦手…』
『怒られるのがこわい…』
『緊急だと思うけど言い出せる雰囲気じゃない…』

など苦手意識があって躊躇してしまうことありませんか?

そんな時にぜひ頭の隅に入れておきたいポイントが、

まさに声に出しすぎるくらいがちょうどいい!ということです。

『上手く話しをまとめられないかもしれないけど』
『怒られるかもしれないけど』

迷って自分だけで情報をとめてしまい、取り返しのつかないことになってしまうより
声に出していく方が絶対に良いです。

特に新人さんやブランク明けの看護師さんは
現場で不安なことが多いかと思います。

重要じゃないと思っている情報も実は重要だったりすることもあったりして

『これって…』
『何かおかしい…』
『いつもと違う…』

など、心配や不安に思うことがあれば迷わず聞いていきましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか?

今回は看護業務に大切な『報告・連絡・相談』!伝わりやすい3つのポイントについて
先輩観察をして分かったことや、私の体験談も含めご紹介しました。

苦手だからといって報告連絡相談を怠ると、重大なミスに繋がってしまうことにもなります。

また、最初は上手くいかなくても繰り返していくことでコツが掴めたり、こういう時は誰に連絡だな、こういう時は…と、だんだん組織図やシステム的な勝手についても分かってくるようになります。

看護は個人で対応できることは少なく、チームでの連携が大切です。

報告・連絡・相談を適切に行い、責任ある看護をできるようにしていきましょう。

今回の記事も何かお役に立てますと嬉しいです。